ノモスメトロ 1101 ～メカニカルが美しいドイツ製腕時計

今回は、ドイツの伝統ある時計工房が多く存在するグラスヒュッテで生まれた、新進気鋭の腕時計工房 NOMOS Glashütte（ノモスグラスヒュッテ）のメカニカル（機械式）手巻き腕時計、Metro MT1D4W2（Ref: 1101）をご紹介いたします。

NOMOS Glashütte Metro MT1D4W2（Ref: 1101）

■ノモスグラスヒュッテについて
■ムーブメント（キャリバー）について
■メトロ（Ref: 1101）文字盤、外装デザインについて
■ストラップについて
■付属ケースその他について

■ノモスグラスヒュッテについて

ドイツの中東部に位置する、古い町並みが伝統を感じさせる小さな町「グラスヒュッテ」は、ドイツ腕時計製造業の発祥地です。その町で1990年に創業した「ノモスグラスヒュッテ」は、伝統を受け継ぐ新しいデザイン、高い技術力を持ったマニュファクチュールとして注目されています。

バウハウス調のシンプルで機能的なデザイン、裏面から見える流麗なメカニカルムーブメントは、愛着の持てる腕時計として世界中の多くのユーザーに愛されています。

ノモスには、オリジナルのキャリバーを搭載した自動巻・手巻きムーブメントが搭載され、その独特のカラーリングと流麗なデザインが一際目を引く作りになっています。

ノモス自社製キャリバー DUW 4401 手巻きパワーリザーブ約42時間パワーリザーブインジケーター内臓

■ムーブメント（キャリバー）について

ノモス自社製キャリバー DUW 4401 と呼ばれるムーブメントを搭載した「メトロ」（Ref: 1101）は、オレンジのパワーリザーブインジケーター（駆動時間の残量を示す窓）を搭載しており、文字盤からいつでも残量を確認できます。約42時間駆動するので、おおまかな目安として重宝します。（文字盤：下記画像参照）

■メトロ（Ref: 1101）文字盤、外装デザインについて

メトロはもともとドイツ地下鉄乗務員が使用する、鉄道乗務員用腕時計をベースにデザインされており、特徴的な文字盤は鉄道員が視認しやすいように5分刻みで数字が配置されています。日付表示は6時方向、その真上に短針の秒針小窓、オレンジのパワーリザーブインジケーターは12時と1時の斜め下に配置されます。時針・分針はブラックメッキ色、秒針はオレンジメッキ色となります。（公式HPでは赤となっていますが、実際はほぼ朱色に近いオレンジです。）

ノモスの文字盤は、手作りのため製造時によってそれぞれの色合いが異なる一点物です。材質は亜鉛メッキ・白銀仕上げとなり、一点一点すべて細かい紋様や色味が違い、その時々で作られた手作り感を醸成します。そのため、当店にある品物と、公式HPのカタログ写真でも明らかに色の違いが判別できます。当店にいまある品物は、シルバーとベージュの中間のような柔らかい色です。他のモデルも同じく、それぞれ一点物です。

ケースサイズは直径約37mm、厚さ約7.7mmのステンレススチール製。ガラスはドーム型サファイアクリスタルガラスで、シースルーバックの裏面もサファイアクリスタルガラスを使用しています。少し腕が細めの男性、大きめのケースがお好きな女性でも似合うミッドサイズとなります。（男女兼用）

当店で取り扱っているノモスはすべてシースルーバックです。（同モデルでステンレスバックのモデルは当店では取り扱っておりません）

サファイアクリスタルガラス製のシースルーバックの裏面。ムーブメントが動く様子を確認できます。

■ストラップについて

ストラップは、自然な風合いが魅力のアメリカ・シカゴホーウィン社のシェルコードバンが使用されています。下記メーカーの写真ではブラックに見えるストラップですが、当店にある品物はブラウンに近い色味となります。こちらもなめした牛革の一部分をそのまま切り出す製法で作られているため一点物となり、使用するに連れて風合いが変化していく本革ストラップです。バックル部には「NOMOS」のロゴが刻印されています。